クロフネ offcial site
クロフネは、主に埼玉県羽生市、
群馬県明和町で活動するバスケチームです。
メンバー、マネージャー、対戦相手を募集しています。
TOP
About
BBS
Team Profile
Member Profile
米 Blog
Photo
Schedule
Links
Mail

Web クロフネ
2002.8.26.

旧須花トンネル



クロスネの活動第弐弾、足利の旧須花トンネルに行って参りました。

今回は参加人数が6人。
メンバーは前回に引き続きスバリスタ隊長、アラヂソ、ペリィ、
初参加組のシヴァ、ゴリ、本物の計6人、
3人ずつ2台の車に分乗して目的地へと向かうことにした。

俺はシヴァと一緒に本物の運転する車に乗った。
後から合流した本物は何処へ行くのかさえ知らない。

ましてや肝試しに行くなんて…

そこで、俺とシヴァは巧みに話を合わせ、
本物にはこれからキャバに行くという風に話しておいた。

すっかり信じ込んだ本物は妙なテンションになり、とても興奮していた。
これから向かう所の事など何も知らずに、
彼は全然違う意味のドキドキ感を高ぶらせていた。

本物 『俺、キャバとか行くの初めてだから緊張するわ〜』

ペィ 『俺は、前に店長とアラヂソと行ったかな、そこ(トンネル)には。』

本物 『カワイい娘が付いたら、俺ヤバいって。何にも話せなくなるもん』

シヴァ 『大丈夫ですって。ちゃんと良いのが憑く(!!)から』

本物 『うぁ、マジ、ドキドキしてきた。』

ペィ&シヴァ『!!!!!!(腹がよじれるっ!!!!)』

車を走らせていくと、周りは明らかに繁華街なんてあるハズのない通りになっていった。
それでも俺とシヴァは笑うのを必死にこらえながら、頑張ってうまく話をしていた…

だけど!!

走っていた道の前方に
真っ暗な山が一面に見えてきた時には!!


それを見て本物が

『あれ?山になっちゃったよ。』

と言った時には!!

二人ともこらえきれずに大爆笑してしまいました。

本物には悪かったけれど、
我々は本来の目的地であるその旧トンネルに何事もなく辿り着いた。
やはり、そのトンネルは前回来たときと同じように、物凄く怖い雰囲気丸出しだった。
クロスネの6人は車を道の端に止め、とても明るいマグライトと懐中電灯、
そしてほとんど電池切れの小さなマグライトを手に、
新トンネル脇の旧トンネルに続く道へと進む。

とても暗く、木々が囲むように生い茂る道を歩いていく。
山からは日中に降った雨のせいなのか、水が滴る音が聞こえる。
そして遂に旧トンネルの入り口が我々の眼の前に姿を見せた。

しかし、入り口にはフェンスが立てられ厳重に鍵がかけられていた。
どうやら中に入るのは無理らしい。
右手の山の斜面には、階段を登っておそらくトンネルの向こう側に抜けられる道があったが、安全性と恐怖を考えて無視することにした。

結局、トンネルには入らずに引き返し、とりあえず車を止めたところまで戻った。
タバコを吸いながら、皆で和んでいると、
最初に行った旧トンネルとは反対の方向に、もう1つ山へと続く道がある事に気付いた。

旧トンネルに少し拍子抜けした感のある我々は、その道の奥へと行ってみることにした。
シヴァとゴリは残り、4人で行くことになった。

その道は、下はちゃんと舗装してあるけれど、苔だかなんかが生えていて、
雨が降った後だけにとても歩きにくい。
我々はパニックを避けるため、何かあっても決して走り出すことのないように決めた。

道の両脇には深い、深い杉の森が続き、
懐中電灯の明かりは森のほんの手前までしか届かず、
光が照らす木以外は全部黒だった。
俺はその森の奥に吸い込まれてしまうのではないかと怖くなって、
光を向けることをやめた。

それでも頭の中から森の事が消えずに、
木と木の間から人がこっちを見ていたら恐ろしすぎるとか、
余計な事ばかり考えていた。

しばらく歩いて、もう引き返したくなってきた時、やっと何かが見えてきた。
俺は何故か少しホッとしてその場所まで歩いた。
視界に何か意識するものがあった方が、森の事を考えずに済むからかもしれない。

近づいて見てみると、それはさっきの旧トンネルよりも古いトンネルだった。
さっきと同じようにこちらにも入り口にフェンスがあり、厳重に鍵がかけられていた。

トンネルの手前には碑みたいな物があって、それを読むと、
このトンネルは明治時代に人間の手で掘られたトンネルだと書いてあった。

100年も前に人の手によって掘られたトンネル…

改めてそのトンネルの方へ目をやる。
トンネルの口は闇へと続いている。
持っていた懐中電灯の明かりではとても奥までは見えなかった。
でも逆に、すごく明るい光で照らしてトンネルの中がはっきり見えたら、
何か見えてはいけないものまで見えてしまいそうで怖かった。

我々4人は、焦らずにゆっくりと来た道を下り、
シヴァとゴリが待つ車の所まで戻ってきた。
全員の無事を確認し合う。

帰りの車中で本物は、
「本当はこういう心霊スポット的な所は来るのも嫌なくらい苦手だ」と話した。

「あんなに先陣を切って進んでたのに?」と聞くと、

「途中までは、キャバに行くと思ってたからね」と言った。

「最初からそんな怖いところに行くなんて知ってたら、行きの車の中からおかしくなっていたかもしれない。
お前等が乗せ上手だったからだよ!!」

と俺とシヴァを褒めてくれていた。
そうこなくっちゃ!俺とシヴァが報われないってもんだぜ。

というわけで、2002年8月26日、旧須花トンネル攻略!
space
メンバー・マネージャー男女募集中!!
space
top
space
2001- クロフネ KUROFUNE http://kurofune.nobody.jp/