・誕生
2001年晩秋、愛読書が『スラムダンク』のアラヂソと
フリスビー好きのペリーは、日頃目と親指だけの運動ばかりで
ボウリングやっただけでも激しい筋肉痛に見舞われてしまう体を、
「せめて筋肉痛になるのは右腕だけにしようっ」と、
運動不足解消を目的に、
2人共バスケットをやっていたという事でチームの創設を企画。
最低でも5人は集まってからチームの旗揚げと行きたいところだったが、
友達少ないペリーに集められる人間などいなく、
2人の共通の知人だった墨壺と
ルックス的に外せなかった本物を勧誘して
見切り発車的にチームを発足させる(2001年冬)。
当時、本物は自分を池袋の住人だと大幅に勘違いしており、
村の田吾作みたいな風貌のくせに
よくわからない理由で欠席する事が多く、
もっぱら3人でのトリオ的な活動ばかりが続いた。
大体、バスケというスポーツは1チーム5人でやるものなのに3人しかいないし、
墨壺は球技がまるでダメで、ドリブルすら幼稚園児並。
3人で何が辛いって
広過ぎる体育館に3人しかいない開放感というか、
放置されてる感が満ち溢れていた事と、
ゴールが果てしなく重かった事だった。
結成当初から存続の危機に瀕し、
このままでは船出もしてないのに沈没してしまうっ!!
という事で、数少ない共通の友人の中から
タートルを引っ張ってきて仲間入りさせる事にした。
強引に連れてきたタートルを通して、
後にアッチ→、ポルノ、ピンポンが加わることに。
・チーム名の由来
なんとか4人くらいはコンスタントに集まるようになり、
バスケ後にみんなで飯を食いに行った時、
チーム名とか決めた方が良いんじゃない?
という話題で盛り上がった。
まず、漢字にするか、英語でいくかで悩んだ。
…当て字とか難しくて誰も書けなかった。
…四字熟語は思った以上に数が出てこなかった。
最初はみんな知ってる格好良さそうな単語を並べてヤる気を見せていた。
E.L.T.みたいに3、4文字に略せる名前が良い、とか(E.L.T.って)
みんなの頭文字をつなげてチーム名にしようとか
いろんな案を出しては、あぁだ、こうだ言ってた。
仲良しだから、集まれば楽しい話にはなるが、
どれも決定力に欠ける、ダイエットコーラみたいなものばかりだった。
もし今後、外部との接触があった場合にチーム名は1番表に出るだけに
ネーミングだけは慎重にやらないと、我々のセンスが疑われてしまう。
ひいては、『あいつ等、絶対ぇクラスで目立たないグループだったぜ。』
なんて、いわれのない勝手な判断を下されてしまうっ。
ネタが尽きてくるとどうしても下に走ってしまう本物は引き出しが少なすぎる。
小2時間ほど話し合って、明らかにみんなに飽きが見え始めていた。
そこで俺は、その時急に頭に浮かんだ単語を口走ってみたんだ。
『チーム名はクロフネでいいんじゃない?』
反対するものは誰もいなかった。
反対しようと思う気力のある奴はもういなかった。
チーム名なんか
どうでもいい
って雰囲気が凄い出てた。
こうしてチームの名前は
クロフネ
という事に決まった。
正確に書くと、くろふねは黒船ではなく、もちろんクロフネでもなく、
ましてやkurofuneでもない。
半角カタカナで
クロフネ
が正しい表記となった(格好良いこだわり)。
・本格始動
名称も決まり、体育館の予約を取る際に
団体名:クロフネ
と書いて提出するのも徐々に恥ずかしくなくなった。
メンバーも少しずつ増えていき(ほとんど身内を引っ張ってきただけ)、
やっとこバスケのチームに見えなくもなくなった。
外部とのつながりも今ではかなりの数になった。
小鉄さんに始まり、ブレイバーズさん、一方通行さん、
イマナリバスケ改めスパーキンズさん、マスカレード改めRe;BIRTHさん、
G&Fさん、バスケットボールゼットさん、clubINFINITIさん、そしてフリースタイルさん。
弱小ではあるが、友好的な面では恵まれている。
チーム内でもみんな仲良しだし、
笑いのレベル的にも申し分ない。
そんな素晴らしく、素敵なチームが今のクロフネ。 |